大谷翔平選手らがWBCを制してから早1年。
井端弘和新監督率いる新生「侍ジャパン」が3月6,7日に欧州代表戦が行われます。
2024年2月14日に欧州代表戦の出場メンバーが発表されました。
WBC組は6名、
・宮城大弥投手(オリックス)
・栗林良吏投手(広島カープ)
・源田壮亮内野手(西武)
・中野拓夢内野手(阪神)
・村上宗隆内野手(ヤクルト)
・近藤健介外野手(ソフトバンク)
が選ばれました。
そして、今回は大学生から4人選ばれました。
・宗山塁内野手(明治大)
・金丸夢斗投手(関西大)
・中村優斗投手(愛知工業大)
・西川史礁外野手(青山学院大)
この4選手は今年のドラフト会議でも目玉選手と見られているが今回の侍ジャパン選出によって注目度はさらにアップ間違いないです。
その中でも今回は、宗山塁選手についてまとめてみました。
また、なぜ今回大学生を選出したのかも気になったので、そちらも含めてよかったら最後までお付き合いください。
宗山塁はどんな選手?
今春、明治大学4年を迎える宗山塁選手。
1月6日の明大初練習にはすでに7球団のスカウトが集まり、ソフトバンクや日本ハムファイターズは今秋のドラフトでの1位指名候補を公言されています。
他球団の関係者からも「複数球団の競合は確実」と言われるほどの逸材だそうです。
引用:週刊ベースボールONLINE
宗山塁の基本プロフィール
- 指名(読み/ローマ字表記):宗山 塁(むねやま るい/Rui, Muneyama)
- 生年月日:2003年2月27日
- 出身地:広島県三次市
- 身長・体重:175cm79kg
- 投打:右投左打
- 守備:遊撃手
- 所属チーム歴:三良坂小(三良坂少年野球クラブ) – 三良坂中(高陽スカイバンズ) – 広陵高 – 明治大
※身長・体重は明治大学硬式野球部ホームページより(2023年12月時点)
広島・広陵高時代から頭角を現すと、明大では1年春から遊撃のレギュラーに定着している。
同年秋の東京六大学リーグ戦では打率.378のシュアな打撃と堅実な守備で早くもベストナインを獲得。
3年秋までの通算でも安打数は94本を数え、明大の先輩である高山俊選手(前阪神、今季からイースタン加盟のオイシックス新潟)の持つ131安打のリーグ最多安打記録も射程圏に捕えている。
175センチ、79キロの体躯は大型化の進む現代野球にあって、決して恵まれた部類ではない。
しかし、走・攻・守三拍子揃った野球センスは際立っている。
中でも、プロが一目置くのは守備だ。広い守備範囲に加えて、強肩で正確なスローイング。
侍ジャパンの井端弘和監督も宗山の大学1年時から非凡な才能に注目。大学代表候補合宿を視察した際には「群を抜いている」と最大級の評価を与えている。
また守備の名手としてプロナンバーワンの源田壮亮選手(西武)も、その映像を見て「巧い!」と太鼓判を押している。
引用:YAHOO!JAPANニュース
【動画】宗山塁選手の守備
【動画】宗山塁選手の打撃
守備も打撃もレベル高くて「そりゃドラフト候補だわな」と思わせる選手ですね。
侍ジャパンではどんな活躍を見せてくれるのか、注目してみましょう!
なぜ井端監督は大学生から選んだの?
今までの侍ジャパン(トップチーム)にはアマチュア選手は選出されてこなかったのですが、今回はなぜ選出されたのでしょうか?
井端監督はインタビューで以下のように答えています。
「ここ最近の侍ジャパンを見ても、プロ1年目の選手や1年目に活躍した選手がすぐに選出されていることがあります。また、“自分がプロの中でどれくらいの位置にいるか”を知れば、この1年の過ごし方が変わってくる。そう思ったので、大学トップレベルの選手たちを選びました。今年のプレミア12はどうか分かりませんが、今後のWBCやオリンピックの予選、本戦と代表に入ってきておかしくない選手たち。何かを掴んで帰って欲しいです」
「自分は初めてフル代表(トップチーム)に選ばれた際、雰囲気に飲まれてしまった経験があるので、一度経験しておくことは重要です。今回はWBCの優勝メンバーも選出していますし、トップ選手から様々なことを学んで欲しい。間近で見られることはとても大きいと思います」
――井端監督の現役時代はどのような経験をされましたか?
「2003年のアテネオリンピック予選の時です。前年と前々年にも日本代表には選出されていましたが、その際はプロ・アマ混成チームでした。でも2003年は(トッププロ選手たちのみの編成であることに加え)オリンピック予選ということもあり、変に萎縮して構えてしまったのです。対戦する韓国やチャイニーズ・タイペイとは、それまでも試合をしていた選手たちはほとんどなのに、なぜかいつもと同じ気持ちでプレーできなかった。完全なる自信が無かったのでしょう。なので、彼らには後々代表にいきなり呼ばれて、そういう経験をして欲しくないなと思いました。また自分自身、この時の経験があったからこそ“レベルアップしないといけない”と頑張れました」
引用:侍ジャパンオフィシャルサイト
井端監督のご自身の経験から、アマチュア時代からこういったハイレベルな環境を選手に経験させることが必要だと思われたのですね。
今回選ばれた大学生4選手は大学生初選出となるわけですが、これからこのような選手がアマチュアから出てきて、プロ選手にもまれ、より一層レベルアップを期待できますし選手たちもプロ選手たちとともにプレーできるチャンスですからこの先もプロアマ問わずいい選手発掘していく環境が日本の野球がもっと盛り上がっていくことになると願ってます。
まとめ
今回は侍ジャパンに選出された宗山塁選手について、そして井端監督が大学生初選出の理由についてまとめてみました。
大学生以外でも、プロ野球選手の若手選手や育成選手の中から有望選手を選んだ印象の欧州代表戦メンバー。
3月6日の欧州代表戦の放送はTBS系列またはJ SPORT 1にて生中継されます。
また、TVerとJ SPORTSオンデマンドにて生配信されますので、ご都合がつけばご覧になって宗山塁選手をチェックしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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