日本橋高島屋で開催されていた「大黄金展」の会場から純金製の茶碗が盗まれる事件が起きました。
容疑者は逮捕され、盗んだ茶碗はその当日に180万で売ったということです。
ただ、金の値段って過去最高値じゃなかったっけ？
180万って安くない？
と思ったので色々調べてみました。
よかったら最後までお付き合いください。
純金製茶碗の盗難事件発生！
2024年4月11日午前11時40分ごろ、東京都中央区の日本橋高島屋で開催していた「大黄金展」の会場から純金製の茶碗が盗まれる事件が発生しました。
画像出典：girlschannel.net
盗まれたのは金工作家の石川光一さんの作品の24金製の抹茶茶碗、販売価格1040万6000円でした。
当時現場には警備員が配置されていたものの、アクリル製のショーケースに入っていた茶碗には施錠されておらず近くにいた販売スタッフが別のお客さんに対応して背を向けている間に持ち去ったとみられています。
警視庁は防犯カメラを分析し、13日に映像に映っていた男によく似た男を発見し、任意同行を求めたところ犯行を自供したとのこと。
しかし盗品はその日のうちに買取店へ
容疑者は取り調べに際し、「盗んだ当日に180万で売りました」と話していることがわかりました。
その後、供述した江東区内の古物商店にはすでに純金茶碗はなかったのですが別の買取店で無事発見されました。
買取価格180万円は相場の半額以下！
2024年4月12日時点で金の買取価格相場の値段は、12,931円/g
盗まれた茶碗は380gだそうなので、金の価値だけでも約400万円になるはずですが、なぜ180万円で売却したのでしょうか？
犯罪収益移転防止法が関係？
犯罪収益移転防止法とは、その名の通り犯罪で得た収益（お金）を移転させることを防ぐための法律です。
その法律で買取店などに課せられる義務は…
・本人確認や身分証の確認
・税務署申告が必要
などが必要なのだそうです。
ただ、この義務は現金200万円以上の場合に限るようです。
その法律に触れないギリギリの値段にした？
200万を超えると身分証明などが必要だから、それ以下で買い取ってもらったのでは？と推測できます。
もし本当にそうだった場合、買取したお店側も盗品だということを知っていたのでは？
という疑惑が出てしまいます。
実際、買い取った後にその茶碗は別のお店で見つかっていますので、お店も色々調べられていると思います。
借金返済に充てるため？
容疑者の素性に関する情報も少しづつ明らかになってきています。
容疑者は北海道の定時制高校を卒業後に上京し、そのお父さんも3～4年前に息子さんを追うように北海道を出て合流したものの、2人とも病弱で仕事も長続きせず、生活保護を受けて暮らしてきたようです。
お父さんの話によると、息子さんには借金があるそうで、最後に聞いたときは150万円くらいローンがあると話していたそうです。
また、「勉強もできて、読書も好きだった。大学も行きたがっていたけど、そんな金ないから」と話していました。
今回の買取額180万というのは、手っ取り早くお金に換えたいというのと借金を返済できればいいという気持ちがそうさせたとも推測できますね。
まとめ
今回は純金製茶碗盗難事件と買取金額の低さについて推測し、まとめてみました。
普段の生活が苦しかった背景はありそうですが、生活のためだったのか魔が差してしまったのかは今のところわかっていませんが、犯罪を犯してもいい理由にはなりませんね。
盗まれた品が無事帰ってきたことが不幸中の幸いでした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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